つむまま徒然日記

娘のこと、日々の生活を徒然と。たまにデスノートになります。

出産れぽ5~管だらけの入院生活で産後ブルーになった話~

今回で出産れぽ完結です

産後の入院生活のお話

 

緊急帝王切開にて無事ごんつむが生まれた前回↓

 

tumumama-0116.hatenablog.com

 

無事ごんつむは出生後の様々な検査・処置をうけ

私の両親と旦那の待つ産婦人科病棟に上がっていきました

 

 

一方私はというと先生からこんなことを言われました

 

 

「つむままさ~ん、あのね、聞いてね・・・

 

子宮内膜症でお腹の中の癒着が凄いことになってます

 

今から洗浄するので、がんばりましょう!」

 

どうやら子宮内膜症だったようで、

いざお腹を切って開いてみて初めて分かったのだそう

 

胃や腸への癒着があったのですが

ごんつむがぷりぷりした胎便で私の体の中が大変なことに…

 

手術室内がばたばたとし、そのまま洗浄がはじまりました

 

どんなことをしているのか詳細はわかりませんが

ひたすら臓器をがぽがぽと揺さぶられて洗浄していたんだと思います

 

この時間が本当に辛かったです

体勢もきついし、臓器ががぽがぽされている感覚も気持ち悪いし、

全身麻酔じゃだめなの…?と

 

 

段々吐き気も出てきて、

「いたい~~~~もうやめてぇ~~~はきますぅ~~~」

(がぽがぽされるから声も自動で震える 笑)

 

とここでもうるさい妊婦になってしまいました

 

 

結局その洗浄の処置と術後のレントゲンがおわって

病棟に戻ったのは23時頃でした

ごんつむ誕生から2時間がぽられてました

 

 

後日談、手術後に旦那と両親のもとに先生が来て

 

胎便が子宮内膜症の癒着のところにもいってしまったので

全身感染症になって最悪の場合、敗血症で死ぬかもしれません

 

という説明を受けていたらしいです

 

そして、帝王切開をせずに無理にでも通常分娩をしていたら

子宮内膜症の癒着に気付かず、感染症になって死んでいたでしょう、と

 

ごんつむのうんちによって死にかけて、

また命を救われた出産になりました

 

 

 

出血量もそれなりにあった私の出産は難産という扱いをうけ

全身感染症の恐れがあるということで

 

普通の産後の生活+毎朝の採血+24時間抗生剤点滴

with 心電図+お腹と子宮に膿を出すチューブ2本セット

 

という色々ぶら下げた生活がはじまりました!

 

 

もともと血管が細い私はあっという間に痣だらけになりましたが、

ごんつむは同室でばんばん抱っこも授乳もしていました

 

針差しっぱなしの上から抱っこはなかなか怖かったよ…

 

そして今回最大の問題は

 

4人相部屋だったこと

 

しかも経産婦ばかりでみんな慣れてる感じ…

 

隣のベッドにいた肝っ玉かあちゃん風騒音ママは

夜は爆音いびき・朝は電話(病室でやめろや)、昼間はスナックぼりぼり

24時間うるさかったです

 

私は3時間おきの授乳やお世話の他にも

1日4回の追加の点滴があり、完全に不眠不休状態

だんだん精神的に追い詰められていきました

 

 

早く退院したい…

 

 

そんな生活が続き、入院から1週間

普通の帝王切開の人であれば退院しています

 

しかし、担当医の先生からしてみれば

私は九死に一生を得た患者なわけです

 

術後の採血の数値が学会で発表レベルだからと

とても慎重に診察してくださっていました

 

ただ、自分自身母でもある看護師さん達からしてみれば

私はまず母親なわけで

赤ちゃんのお世話をすることに重点を置くべきだと

 

もう点滴もさす場所がなく、毎回血管から漏れて

その都度ナースコールを押し、看護師さんに謝られる中

一人の看護師さんに言われました

 

「点滴も心電図もお腹のチューブもしながら

赤ちゃんのお世話なんて大変だったよね

先生にもう取ってくれないかお願いしてみたら?

患者さんからの希望であれば、はずしてもらえるかもしれないよ」

 

 

先生は忙しそうで朝の回診しか話す機会がありませんでしたが

その日たまたまナースステーションにいるところを発見し、

お願いしてみました

 

「大変なのは分かるんだけど、数値が本当に凄かったので

一気に全部とるのはちょっと怖いな~

とりあえず24時間点滴と心電図は外して、1日2回の点滴に減らそう

そして血液検査の結果が範囲内におさまったらチューブを外して退院ね」

 

私としてはかなり身軽になりました!

看護師さんはまだ点滴があるのでぶつぶつ文句を言っていましたが 笑

 

ごんつむのお世話もしやすくなり、隣の騒音ママも退院し、

少し気分が晴れてきました

 

そして採血の結果は少し範囲を超えた数値でしたが

私自身、食事をきちんと取れるようになったことと

チューブから膿が出てこなくなったことから退院が決定!

 

 

ごんつむも己のうんちで母が大変なことになっているとも知らず

よく飲み、新生児室ダントツの爆音で泣き、すくすく育っていました 笑

 

 

あのとき、私の管だらけの状況に大変だよねと声をかけてくれた

看護師さんの言葉に本当に救われました

 

退院後の検診の時にも外来専門の助産師さんに

「あなた本当に大変だったのね、

病棟の看護師もみんな気にしてたみたいよ

カルテにそう書かれてる」

 

と言われて号泣、完全に産後ブルーでした

 

「大変だね、よく頑張ってるね」

 

これだけの言葉でこんなにも救われるのかと実感しました

 

 

退院後は実家にお世話になり

誰も出産で死にかけたと言っても信じてくれないくらい

回復しました

 

 

これにて私の出産れぽはおしまいです

 

帝王切開後のおトイレ事情やゴッドハンドに授乳を導いて貰った話は

また別の機会に書きたいと思います